闇金の取り立てについて

法律上求められる申告をせずに営業をしている闇金業者を利用してしまった場合、そこではよく「激しい取り立てが行われる」と言われます。
では実際にはどういった取り立てが行われるのかというと、まずよくイメージされるような暴行や恐喝といったことはあまりありません。

 

一切ないのかと言われるとそうではないでしょうが、暴行や恐喝となると明らかに刑法に触れますから警察が介入してくることになります。
警察が介入してくると闇金はもうそこで終わりですから、警察が介入しづらいような形で返済を迫ってくるわけです。
さて、では具体的にはどういった方法なのかというと、まず必ずと言っていいほど行われるのが電話連絡です。
携帯電話は自宅の電話にはもちろんのこと、時には勤め先に対しても連絡をいれてくることになります。
勤め先に連絡が入ってくるとなるといよいよ被害が出てくることになるわけですが、こうした被害があっても警察の担当者によっては「民事不介入だから」と取り合ってくれないこともあります。

 

実際には貸金業法によって規定される取り立て規制違反であるために刑事告訴、また職場連絡となると業務妨害罪などによる刑事告訴もできるのですが、ただ警察の担当者によってはその部分が理解できていないこともあるため中々対応が難しいわけです。

 

実際に自宅にくるなどのことは減っているとはいえ、こうしたことをされれば債務者の心身はどんどん摩耗していくことになります。
どれだけお金に困っていてもヤミ金は利用しないのが鉄則、利用してしまった時は弁護士などに相談して対策を打つようにしてください。